序章 雨と桜

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****************** その肩に触れたら その背中に近づいたら その手を引き止めたら 砂のように 崩れ落ちてしまいそうで。 あなたの背負っているものは大きくて、重くて、 それでもひっそりと耐えていた。 あなたは苦しみを口に出さない。 私は一体、あなたに何ができただろう。 ******************
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