Fatal Falling Farewell

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  *  気がつけば服は水を吸い込み、腕を挙げることも億劫になっている。 さすがに、これ以上このままはまずいか。もがくべきか。  かなり深くまで沈んで、肺の空気が抜けきるのとほぼ同時に、もがこうとするのをやめた。  お互い、疲れていたんなら。これがベスト。 嘘はつかずに、これでサヨナラ。  辺りが暗くなったのは、単に光が届かないほど深い所にたどり着いたからか、それとも朦朧とした意識がそうさせるのか。 分からなかったし、今更分かりたいとも思わなかった。  
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