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「~~ッッ…痛い……」
「ーーっとうに… 馬鹿ですね!!痛くて当然です!腕が折れてるのですから」
「まぁまぁシフォン君、そう怒らないで」
「怒っているのではなく、呆れてるんです!!!!」
白いベッド、右腕に包帯を巻き、ギプスで固定され痛い痛いと喚き散らす岬。
腕を組み、いつになく鋭い眼光を向けるシフォン… そして、宥めようと必死のカイル…
「まったく、腕を折った状態で救急車から必死に逃げ回っていたそうですが!? どうして、んな無茶ぶりするんですか!!」
「大体、室長はいつもいつも…」
――‥というシフォンの長い長~い… お説教と入院が岬を待っていた。
(完)
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