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だめだ… 頭が、ぼぅー…とする。
寝ぼけ眼で、鏡を見つめていた岬の目がある一点で止まった。
「………」
アレ?
ある一点を睨むように鏡から自身の右肩へと視線を移す岬、
”…………”
「…………」
拝啓、兄さん。変なヤツと目が合いました。
うわ…
岬は片手を額に当てる。
「なんてことだ… ヘンテコな幻覚まで見てしまうなんて…… 昨日の夜更かしも大概にしておくべきだった」
”おい!クソガキっ!!デカブツ!俺様を無視するんじゃねぇっっ!!!”
拝啓、兄さん。…しかも生まれて初めてです。こんな… ヘンテコな生き物に、こうも威張られるのは。
朝から喚き散らすヘンテコな生き物に無性にイラつきます。叩き潰してもいいでしょうか?
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