1.ミニマム-

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だめだ… 頭が、ぼぅー…とする。 寝ぼけ眼で、鏡を見つめていた岬の目がある一点で止まった。 「………」 アレ? ある一点を睨むように鏡から自身の右肩へと視線を移す岬、 ”…………” 「…………」 拝啓、兄さん。変なヤツと目が合いました。 うわ… 岬は片手を額に当てる。 「なんてことだ… ヘンテコな幻覚まで見てしまうなんて…… 昨日の夜更かしも大概にしておくべきだった」 ”おい!クソガキっ!!デカブツ!俺様を無視するんじゃねぇっっ!!!” 拝啓、兄さん。…しかも生まれて初めてです。こんな… ヘンテコな生き物に、こうも威張られるのは。 朝から喚き散らすヘンテコな生き物に無性にイラつきます。叩き潰してもいいでしょうか? .
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