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「…………」
―バシッ!
”ふぎゃっ!!”
岬は無言で叩き落とそうとする。
が、岬の肩から落ちるものか!と小人も命が掛かってるため、必死。
岬の服を掴み、ぶら下がる…
「はぁー…」
岬の服を必死に掴むも、今にも落ちそうな小人を見て小さく吐息を漏らすと、ソレをつまみ上げた。
やがて、小人を洗面所のタオルの棚に下ろすと訝しげに見下ろした
「…アレ?前に会ったこと…… ありましたっけ?」
…………って、オイ゙!!
”ちょっと待てやコラ!俺様と今さっき会っただろうがっっ!!!”
腕をぶんぶん振り、岬に食ってかかる小人。
「………そういえば・・・
夢の中で虫がなにか喚いていたような………?」
”おい!それはどーいう意味だ!!!あ゙!?俺様がむ、虫だと!?”
ぎゃーぎゃー喚く小人に怪訝な視線を向ける岬は組んでいた手を自分の顎に持ってくると、マジマジと小人を見た
……似ている。
物凄く、似ている。
”な、なんだよ?!”
岬の視線に声が思わず吃ってしまう小人
「…………」
じっ…
―― 似ている。結城先生に俺様をプラスした感じに…
そうだ!結城先生の顔に+俺様会長のあの性格にした感じに似ているっ!!!
うわっ… まずい!
見てるだけで、日頃の鬱憤を晴らしたくなる-
「…とりあえず、潰してもいいですか?」
”は!?”
「いえ、やはり…
ここは小人星からやって来た宇宙人としてNASAに売っ払うべきですよね」
…オイ゙!?
”は?!待てやコラっ!!!小人星ってなんだ!?俺様はサンタの国から来たんだよ!!!!”
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