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岬は首を振る…
「そうだ。きっと、僕は疲れてるんだ…
あれか。昨日の寝不足から来たのか?でなければ、あんな毛むくじゃらのデカい動物がドアの向こうで立ってるわけがない!」
― ピンポーン…
コンコン!
『あっれー… おかしいな?確かに、さっき出てきたんだけどー』
コンコン!
『すみませーん!雪国から来ましたトナカイですーっ!此処にサンタが来てるって聞いたんですけどー‥ 開けてもらえませんかーー?』
あろうことか、ドアの向こうにいる毛むくじゃらの動物はわざとなのか、声を張り上げた
『あれー 聞こえてないのかなぁ?』
くそっ!!!あれか!?わざとか!?わざとだよな?!お前っっ!!!!
がちゃっ!
「わかったから!!!開けるっ!!開ければいいんだろ!?くそっ…」
なんなんだ!!!?ホントに何なんだ、コイツらはっっ!!小人サンタの次は2mは優位にあるデカいトナカイかよ?!しかも、二足歩行だと!?
『いや~ 此処ってあったかい国ッスねー。ところでサンタは何処ッスか?』
きょろきょろと周囲を見渡し、空き瓶に閉じ込められた小人もといサンタを見たトナカイは…
げしっ!
二足歩行のまま、空き瓶の前まで来るや、蹴り飛ばした
「……………」
は!?なに、コイツら?!お前らコンビじゃないのか!!!?
”いっでーーっっ!!!”
『あーーはっはっは!!ざまあみろっス!このまま日頃の鬱憤を晴らしてやるッス!!!』
……え?なに?このコンビ…
”ちっ! てめぇっ!!デカブツのくせして脳みそは小せぇくせにっ!”
-相性最悪だな。
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