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なんだ… もう、これ・・・
小人は結城先生似に性格は会長。デカいトナカイはアイツみたいだし… ほんと、マジ、なにコレ・・・
『あー スッキリしたッス!』
そう言って、散々好き放題した二足歩行のトナカイは…
空き瓶の蓋を開けた。
”ぐ…っ!て…めぇっ…”
瓶を逆さまにされ、重力で下に落下した小人はあちこち傷を作った体で悪態つく
『うるさいっスねー
小人の種族のくせに、巨人族に生意気聞くそっちが悪いッス!』
あ、そうそう…
『国王がお怒りッスよ?勝手に仕事放棄しやがって‥だってさ!
とりあえず、お前を匿ってくれた人間に-
・・・
サンタとして、一つ願いを叶えるッス!そしたら、お咎めも無しでコンビ解消も考えるって言ってたッスよー? オレとしては解消したいッス。だからこの仕事成功させるっス!!!』
”よっしゃ!!お咎めもなし!?てめぇというデカブツともおさらば!!”
『……なんか、ムカつくっスね』
”………ということだっ!!!この意味がわかるな!?な!?お前に掛かってるんだ!!!!”
「………え?あ、なに?喧嘩終わったのか?悪い、まったく話聞いてなかった」
静かに紅茶を飲んでいた岬はいきなり話を降られ、経緯がわからず困惑を浮かべる
”おぉぉぉいぃぃぃぃっっ!!!!!お前、今の今までの話聞いてなかったのかよ!?”
『うっっわッ… 信じられないッス!非道な人間が此処にいるッス』
………いや、人の部屋で思う存分暴れてくれた奴らに言われたくない。
「いや、ホント、(人の部屋で暴れまくった非常識な)お前たちに言われるとは思ってなかった」
岬は厭味を込めて言った
『うっわ!副音声が聞こえたッス!これが俗にいう腹黒………(ぐはっ!』
「あ、すみません…
蝦がトナカイさんのお腹に止まっていたもので、つい…」
トナカイの腹に無表情で拳を入れた岬は・・・ 謝罪はするも明らかな棒読みだった。
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