1.ミニマム-

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岬が頭を抱えたそのとき… -ピンポーン… またもや来訪者。 岬は疲れた顔で確認もせずドアを開けた‥ 「……………」 《…………》 パタン・・・ -デジャヴ? 《開けて下さいませんかねぇ?こっちは、はるばる雪国から出向いて、国王という俺が自ら出向いてやったのに…? 追い返すんだ?へ、そう… ふぅん? ドア壊してもいいなら、そのままでもいいよ?》 金の冠、立派な衣裳… そして、銀髪ピアスにちょっと毒舌な…… ふ……ふ、りょぉぉぉ?!シフォンの不良バージョン!?え!?というより、シフォン本人じゃないのか?! -ドォォォン!!! な゙…っ ほ、本当に破壊しやがった…っ!? 勢いよくドアが吹っ飛んだと思えば、砂埃とともに現れたのは… 黒いサングラス、煙草をくわえ、骸骨などのモチーフの指輪やチョーカーをじゃらじゃら付け… すぱーっ!煙草の煙を岬に吐き、黒のサングラス越しに岬を下から上まで眺め見る -が、岬はショックが大きかったのか、全く微動だにしない。 シフォンが… シフォンが不良の国王様ぁぁぁ!!!? .
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