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《チッ、ったく… 任務一つに何手間取ってるんですかねぇ?ほーんと、俺の仕事増やさないでほしいんですけどねぇ》
サングラスをきらりと光らせながら、右肩をトントン叩くのは金属バット…
え?なに?まさか、アレでドアを破壊してくれたのか!?
岬はもうツッコミどころ満載。
《…やぁ、久しぶりですねぇ?そこの凸凹コンビ》
”うげっ!!!こ、国王!?”
『やっべ。来ちまったよ?!ヤバいっス!!!オレ、オレ……っ殺されるッス!?ひぃぃっ!!!』
《なに、人間の子供如きに手こずってるんですかねぇ?……いろいろと覚悟出来てますよね?もちろん…》
すぱーっ… 煙を吐き、サングラス越しに見据える目は据わっていた
――ガンっっ!
《覚悟できてんだよなぁ!?だったら、二人揃って俺の金属バットの餌食になりやがれぇぇぇっっ!!!》
”ひぎゃぁぁぁ!!!”
『うわっ!待つッス!俺は関係ないッス!!!』
不良バージョンのシフォン激似の王様は金属バットを部屋の中にお構いなしにブンブン振り回す…
二足歩行のトナカイはそれを避け、図体のデカい体ごとあちこち転び…
小人サンタは、体が小さいぶん、ちょこまかと色んな部屋を逃げるものだから……
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