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― ガシャァァァァァン!!!!
岬の部屋から聞こえた何かの割れる音に、岬は青ざめる。
ま、まさか…っ!
――バンッ!!!!
「んな゙っ……………」
岬はショックのあまり、一瞬言葉を失った。
「あ゙ぁぁぁ!なんてことだっ!!!この花瓶は古代エジプト新王国時代に国王よりアメン神官団の手に渡った歴史的価値のある花瓶だったんだぞ!?…っ花瓶が‥ 花瓶が… 粉々にっ」
ズザーッと滑るように粉々に散った花瓶の元でうなだれる岬、
・・・が、そんなこと、三人にとってはどうでもよかった。
”うぉっと!やっべー 危なかったー… 。へっ!てめぇなんかに捕まるもんか!小人を嘗めんじゃねーぞ、んべぇー!”
《…………コロス》
『あわわわっ!!!オレ、関係ないッスーーっっ!!』
逃げ惑うトナカイ、
さらに挑発するサンタ…
殺す気で金属バットを振り回し、叩き潰し破壊しまくる自称国王様。
そして、割られ度に壊される度にムンクの叫び顔で絶叫する岬…
それはなんともまぁ異様な光景だった。
ガシャァン!!!!
「それはっっ 秦で作られた皇帝の名前入り金印ーーっっっ!!!ぶっ壊れた!?んな、馬鹿な!?金印だぞ!?金印!!!
あれか… 金属バットが原因なのか!?つか、どんだけ破壊力あるんだ?!」
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