1.ミニマム-

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――――‥ ―… 『――‥ちょ…うっ!室長…っ!』 彼は白いベッドで眠る少年の名を呼ぶ。 「貴方、本当にうちの室長に何を飲ませてくれたんですか?」 シフォンは黒髪ボサボサ頭、無精髭の白衣を着た内科担当の保健医に詰め寄る 「いや、普通に解熱剤を飲ませただけだよ!?なに、その疑いの眼差しは。いや、ホントだって!」 カイル・コルベルは教室で岬が倒れたと聞き、此処に連れて来たわけだが… どうも、シフォンには敵視されてるようで、解熱剤を飲ませたときも疑いの眼を向けられていた‥ 「信じられませんよ!というより、貴方が薬を飲ませてから室長がうなされてるじゃないですかっ!現にっっ!!!」 シフォンのいうことも、間違っていなかった。カイルに薬を飲ませられてから、何やら岬はうなされはじめ… そして、今は・・・ 「………ヒック・・」 泣いていた。 .
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