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――――‥
―…
『――‥ちょ…うっ!室長…っ!』
彼は白いベッドで眠る少年の名を呼ぶ。
「貴方、本当にうちの室長に何を飲ませてくれたんですか?」
シフォンは黒髪ボサボサ頭、無精髭の白衣を着た内科担当の保健医に詰め寄る
「いや、普通に解熱剤を飲ませただけだよ!?なに、その疑いの眼差しは。いや、ホントだって!」
カイル・コルベルは教室で岬が倒れたと聞き、此処に連れて来たわけだが…
どうも、シフォンには敵視されてるようで、解熱剤を飲ませたときも疑いの眼を向けられていた‥
「信じられませんよ!というより、貴方が薬を飲ませてから室長がうなされてるじゃないですかっ!現にっっ!!!」
シフォンのいうことも、間違っていなかった。カイルに薬を飲ませられてから、何やら岬はうなされはじめ…
そして、今は・・・
「………ヒック・・」
泣いていた。
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