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――ガラッ!
「カイル先生、霧島の熱は引きましたか?」
入ってきたのは川島。
「んー… なんとも。一応、解熱剤は飲ませたけどねぇ… とりあえず、僕が彼に殺されそうなんだけど」
カイルの困惑に川島はシフォンに視線を移した。
「…どうした?」
「室長が彼に薬を飲まされてから、うなされてるんですよ。……本当にアレは解熱剤だったんですか?」
「それは・・「ぅ゙っ!ヒック… シフォンのバカヤローっっ!!!!」
突然、岬の寝言?に遮られたカイル。
そして、必然とシフォンへ視線が集まる…
「僕より君のほうが心当たりあるんじゃないの?」
ふるふるふる…っ
「ちょっと待ってください!!!!室長!?人がこれほど心配してんのに、バカ呼ばわりとはなんですか?え?」
ゔーん… とうなされる岬の襟元をぐ…っと掴み、ゆさゆさと揺さぶるシフォン。どうやら、彼が病人だということをすっかり忘れているようだ。
「いや、待って!;彼、一応病人だから…」
止めに入るカイル、
「大丈夫だって。んなことで死なねぇーし!」
止めようともせず、保健室にある雑誌を読み漁る結城…
「うっはー///萌えッス!!弱ってるところを押し倒すっ……これ、いいっっ!!!!毒舌!?敬語攻めッスか///
さぁ!シフォンっ チャンスだっち!!!室長を押し倒す絶好のチャンスだっち!!!そして、オレっちに萌えの提供をっっ!!!」
カメラを構え、はぁはぁとシフォンたちの動向を見守るノクス…
そして、それに呆れた視線を送る川島。
個性の濃いメンバーだった。
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