1.ミニマム-

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――‥ 翌朝、 「んーっ… あれ?」 岬は目を覚ました。 「あ、室長!もう大丈夫なんですか?」 「まったくだ」 「え?何が??っていうか、僕はいつ寝たんだ!?」 混乱する岬に川島は呆れ顔を向ける 「熱が出たんだ。しかも、39度の高熱で教室でぶっ倒れたんだ、お前」 「え?あ、そうか… っということはあれは全て夢だったのか!!!」 なぜか嬉しそうな表情をする岬、見渡せば部屋は綺麗… まったくもって荒らされた傾向はなし。 やはり、あれは全て夢だったんだ!!そうか!熱が高かったせいで僕はあんな変な夢を… 岬は歓喜に思わず涙が出る‥ 「…………」 「…………」 それを見た二人は顔を見合わせた。 「おい、熱下がったんじゃないのか?まさか熱が上がったんじゃ……普段のあいつからして、明らかおかしいぞ」 「やっぱり、あのぐーたら教師が飲ませた薬が…!?」 二人は決意した。 .
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