2.『まじない』と『呪い』は紙一重 -

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そして、昼休み- 「あれが例の霧島くん?」 「そう。彼が霧島くんなんだけど・・・;;」 「めっちゃくちゃ普通じゃん!心霊研究部の奴らが、テキトーなこと言ってんじゃねぇーの?」 声援を送る友人二人。そして、何が始まるのか…と見守るクラスメートたち。 「あ、あの‥っ!き、霧島くんっっ!!!」 パタン! 「?また、珍しい客人ですね…。三笠くん。それで、僕に何か?」 読んでいた分厚い本を閉じると、眼鏡のブリッジを指先で軽く押し上げて首を傾げた 「う、うんっ! あ、あのねっ 彼氏に貰ったペンダント失くしちゃったの!たぶん、何処かに落としたんだと思うんだけど… バレたら、怒られちゃう!だからっお願い!!!霧島くんの力でなんとかしてほしいのっっ!!」 岬は三笠の必死な訴えにコクリと頷いた 「わかりました」 「霧島くんっっ!!!」 岬の言葉に三笠は、暗い顔から一変してぱぁっ!と明るい顔になる‥ ――…が、次の言葉により青ざめることとなった。 「彼氏を抹殺すればいいんですね。怒られないように…」 『え゙っ…!?』 クラスメートたちは岬の恐ろしい発言に言葉を失う え゙ぇぇ゙えぇぇ゙えぇ!!!!? 「ちょっ… だ、だめっ!!だめだよっ!!彼氏をどうにかしないで、ペンダントをどうにかしてよっ(泣)」 .
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