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そして、昼休み-
「あれが例の霧島くん?」
「そう。彼が霧島くんなんだけど・・・;;」
「めっちゃくちゃ普通じゃん!心霊研究部の奴らが、テキトーなこと言ってんじゃねぇーの?」
声援を送る友人二人。そして、何が始まるのか…と見守るクラスメートたち。
「あ、あの‥っ!き、霧島くんっっ!!!」
パタン!
「?また、珍しい客人ですね…。三笠くん。それで、僕に何か?」
読んでいた分厚い本を閉じると、眼鏡のブリッジを指先で軽く押し上げて首を傾げた
「う、うんっ!
あ、あのねっ 彼氏に貰ったペンダント失くしちゃったの!たぶん、何処かに落としたんだと思うんだけど…
バレたら、怒られちゃう!だからっお願い!!!霧島くんの力でなんとかしてほしいのっっ!!」
岬は三笠の必死な訴えにコクリと頷いた
「わかりました」
「霧島くんっっ!!!」
岬の言葉に三笠は、暗い顔から一変してぱぁっ!と明るい顔になる‥
――…が、次の言葉により青ざめることとなった。
「彼氏を抹殺すればいいんですね。怒られないように…」
『え゙っ…!?』
クラスメートたちは岬の恐ろしい発言に言葉を失う
え゙ぇぇ゙えぇぇ゙えぇ!!!!?
「ちょっ… だ、だめっ!!だめだよっ!!彼氏をどうにかしないで、ペンダントをどうにかしてよっ(泣)」
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