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…まるで、ヤクザだなと全員が全員して思った。
が、やはり岬が怖いのか誰も口にはしない。
「…貴女、生前‥‥彼のストーカーだった人でしょう?」
『な゙っ!』
「…貴女に選択の余地なんてありません。ここは大人しく、身を引いてくれませんか?でないと…
死よりもっと酷い目に合わせますよ」
『な゙っ!小僧っ 勝手なこ- ぎゃぁぁぁあぁぁ!!!あつ…ぃ! あつ…いっ!た、だすけ…・・あ゙…あ…っ…』
すぅー…と目を細め、冷ややかに見下ろすその先には女の霊が地獄炎に焼かれ、苦しげにもがく姿-
その恐ろしい光景に誰もがただ茫然とした-
「…勝手?そんなことは僕がわかってるさ!あははは!だから言ったのに… 酷い目に合うって。自業自得だよ?一人で死になよ」
――とりあえず、わかったこと-。
熱を出した岬はいつもとテンションが違い、喋り方はコロコロ変わり、性格もいつに増してヤバい…
結果、
熱出てるときはいろんな意味で危険だ。要注意。
そう志紀の頭にインプットされた。
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