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は?サンタ…?
「…………」
つまみ上げたソレをじっ…と見る。
コレが・・・
サンタ?
「へぇー… 変わった名前だな」
耳にはピアス、目つき、口の悪い金髪のソレはまさしく不良と言える外見だった。
”てンめぇ…っ 俺を馬鹿にしてんのか!?あ゙?”
お前はヤクザか、
岬は内心突っ込みつつも、無視を決め込んだ。代わりに…
”あ、オイっ!!なっ 何するつもりだテメェ!!!!”
つまみ上げたソレをごみ箱の上まで持ってきた岬は無表情で言った
「…この高さから落ちたら、お前も黙るんじゃないかと思ってな」
”オイ…っ… ち、と待てやコラ!!黙るなんてもんじゃねーよ!?死ぬぞ!!これ、普通に死ぬぞ?!この高さから落ちたら死ぬってっ!!!俺をぺしゃんこにする気か!?”
岬の瞳と声色から察したのだろう……本気で、(岬の)立った高さからごみ箱に落とすつもりだということに-
小さい人=小人は焦燥の表情になるや、じたばたと暴れつつ、岬に抗議するが…
「ふぁ…っ 眠い」
当の本人は全く聞いちゃいない。
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