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「き、キミ!!大丈夫かい!?いや、あの高さから落ちて大丈夫なわけないか。あぁ、なんてことだ… とにかく診てみなければっ!!」
止められていたトラックの後ろに乗り込んだ男は気を失った岬を抱え運ぶと、地面に寝かせた
「なんて奇跡だ!脈も正常のようだし、外見的にも大きな怪我は見当たらない…
あの高さから落ちてきて、腕一つ骨折だけとは!!」
岬に大した怪我がないことに医者の男はただただ驚くばかり…
「ん…っ」
身をよじって起きた岬は、ぼーっとしていたが男の着ている白衣に目が行くと、これでもかっというくらいに目が開かれる
「い…… 医者!?」
「あぁ!よかった!キミが目を醒まして。いやぁ、あの高さから落ちてほとんど無傷ってのにはさすがに驚いたよ」
医者の男は岬の目覚めにニコニコ笑って、よかった、本当によかったと‥嬉しそうに言う。
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