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*。prologue。*
助けて。
私はいつも、心の中でそう叫んでいた。
他人が怖い。
他人から向けられる視線が、堪らなく怖い。
これはいつからなのか、今ではもうはっきりとは思い出せないが。
私はいつの間にか、気付けば『死にたい』と思うようになっていた。
きっと誰も私を必要とはしていない。
そんな世界で他人に怯えながら生きるよりも、いっそこの世界から消え去りたいと願った。
あの頃の記憶がいつまでも私を苦しめるから、私はいつまで経っても笑えない。
愛想笑いを貼り付けた私に、誰も気付かない。
だから、いっそ。
神様?
あなたが本当に存在すると言うのなら、一つだけ願いを聞いて欲しい。
私という存在を、今すぐこの世界が消し去ってくれ………。
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