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司会
「レディィィィィィィィス!アァァンド、ジェントルメェェン!!」
とある町外れ、そこには…
司会
「遂に!年に一回!剣魂一擲、剣術大会も…けッッッしょうになりましたァァ!!」
巨大なリングに、観客達が囲み…
観客
「オォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
観客達は荒れ狂い…『始めろ!始めろ!』と叫び
野郎
「おい!肩がぶつかったぞ」
野郎
「そこでボーっと突っ立ってる。テメーが悪いだろぉ」
野郎共は、些細な事で乱闘を始め……
女性
「そこ!私の席よ。何、座ってんのォォ!!」
女性
「空いてたから、座ったの…悪いッッ」
女性達は、つまらん事で口論を始めた…
司会
「…おいおい。皆さぁん落ち着いて。こりゃあ、紳士と淑女じゃなくて、野蛮なバーバリアンだな。ハッハッハッハッハッ」
司会は、別に慌てる事も無く進行している
???
「おい司会! 何、呑気にしている」
司会が立つ、リングの上に一人の男が上がってきた…
司会
「これはこれは…そんなに、目くじら立てて…どうしました? ボーグガン選手」
ボーグガンと呼ばれた男、体中に傷…いや、歴戦の勲章が刻まれた大柄な戦士。しかし、その背中には逃げ傷は全くなし
ボーグガン
「立てて当然だ。一体、何時間掛かっている。何時になったら、俺の対戦相手はやってくるんだ…」
司会
「まあまあ…今、スタッフが迎えに行ってますから」
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