第一章 私のお兄ちゃん

13/17

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
お兄ちゃんは私のことをただ、好きでいてくれるだけなのに… 私ときたら… そんなお兄ちゃんに大嫌いなんて言っちゃうなんて… 今の季節は秋ということもあり、夜になるにつれ、気温は下がり、冷たい雨とともに私の体温を奪っていきます。 「冷たいなぁ…」 私は小さく丸まりながら、必死に体から熱が逃げないようにします。 このまま一生私は一人なのかな… 私は不安になってきました。 みんなは今頃おうちに帰ってご飯とか食べてるのかな… 少しずつ今の自分が悲しくなりしだいに涙も頬を伝うようになってきました。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加