第一章 私のお兄ちゃん

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冷たい風はなおも私の体温を奪っていき、私の耳に入るのは「ザザーッ」とふる雨の音ばかり… なんか眠くなってきたな… 私はなんだか変な感覚に襲われてきました。 目の前が徐々にかすんできて、まぶたが今にも閉じようとするのです。 私もしかしたらもうだめなのかも… 意識が薄れるなか…遠くのほうから人が傘をさして走ってくるのが見えました。 こんな時に走るなんて変な人… そう思った時には私は意識を失っていました。
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