第二章 恋の予感

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「沙希…今日は逃げないのか?」 お兄ちゃんは私の突然の行動に戸惑っているらしく、何が起こったんだ?みたいな顔をしていた。 「よくよく考えてみたらね…?お兄ちゃんと一緒に学校行くのもいいかな…って…」 多分、今の私の顔はかなり赤くなっていると思います。 だって、自分でも顔があつくなるのがわかるから… 私の言葉にお兄ちゃんは目に涙をためて 「沙希大好き!」 といって抱きつこうとしてきた。 私は反射的にお兄ちゃんの大事な場所を蹴って、こういってやった。 「私に触るなんて10年はやいよ?」
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