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「沙希…今日は逃げないのか?」
お兄ちゃんは私の突然の行動に戸惑っているらしく、何が起こったんだ?みたいな顔をしていた。
「よくよく考えてみたらね…?お兄ちゃんと一緒に学校行くのもいいかな…って…」
多分、今の私の顔はかなり赤くなっていると思います。
だって、自分でも顔があつくなるのがわかるから…
私の言葉にお兄ちゃんは目に涙をためて
「沙希大好き!」
といって抱きつこうとしてきた。
私は反射的にお兄ちゃんの大事な場所を蹴って、こういってやった。
「私に触るなんて10年はやいよ?」
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