第二章 恋の予感

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「それよりさ?なんで昨日昼からの授業いなかったんだよ?なんかあった?」 由美ちゃんは心配そうな顔をして私に聞いてきた。 「え?ううん…別に何にもないよ…?」 「そっか…なんかあったら私に相談してね?」 由美ちゃんはそういうと私の頭を2、3回ポンポンと叩いた。 それからまもなく、授業開始を告げるチャイムがなり、私は自分の席についた。 「おい…豊崎!豊崎ったら?」 「ん?なに~?」 席につくと、隣の席の子が私に話しかけてきた。 「お前昨日なんで昼から休んだんだよ?」 「翔君には関係ないでしょ~?あ、もしかして心配してくれたの?」 この子は五十嵐 翔(いがらし しょう)君。 席は私の隣ということもありよく喋ったりする。 私は少しからかうようにいうと、翔君は顔を赤くしながら 「ちげーし!」 といった。
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