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「それよりさ?なんで昨日昼からの授業いなかったんだよ?なんかあった?」
由美ちゃんは心配そうな顔をして私に聞いてきた。
「え?ううん…別に何にもないよ…?」
「そっか…なんかあったら私に相談してね?」
由美ちゃんはそういうと私の頭を2、3回ポンポンと叩いた。
それからまもなく、授業開始を告げるチャイムがなり、私は自分の席についた。
「おい…豊崎!豊崎ったら?」
「ん?なに~?」
席につくと、隣の席の子が私に話しかけてきた。
「お前昨日なんで昼から休んだんだよ?」
「翔君には関係ないでしょ~?あ、もしかして心配してくれたの?」
この子は五十嵐 翔(いがらし しょう)君。
席は私の隣ということもありよく喋ったりする。
私は少しからかうようにいうと、翔君は顔を赤くしながら
「ちげーし!」
といった。
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