第二章 恋の予感

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「沙希~!飯食うぞ~?」 そう声のする方をみると、やはりそこにはお兄ちゃんがいた。 「じゃあね~」 そういうと由美ちゃんは私の肩を押した。 「ほら!沙希いくぞ~!」 お兄ちゃんはそういうと昨日のように手を引っ張って屋上へ移動して、ベンチに腰かけた。 私もそれについて、同じように腰かける。 「なぁ…沙希?なんか俺に隠し事でもしてるのか?」 ベンチに腰かけてお弁当をひろげようとしていた時に、お兄ちゃんは私にそう話しかけてきた。
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