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「へ?べ、別に何にもないよ」
私がそういうとお兄ちゃんは私の目をじーっとみてきた。
「沙希…嘘はいけないぞ?お兄ちゃんは嘘は嫌いだな…」
私は一瞬ギクッとした。
昔からお兄ちゃんには私は嘘をつけない。
お兄ちゃんがいうには、私が嘘をつくとき、必ず目が泳ぐらしく、すぐわかってしまうようで…
「私を疑うのお兄ちゃん!?」
私は必死に秘密を隠した。
お兄ちゃんにブラコンと思われるのが嫌なの!なんていったら、お兄ちゃんを傷つけかねないしね…
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