第二章 恋の予感

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――授業は終わり、放課後になった。 私は実は美術部に所属しているわけで、お兄ちゃんも部活があるため放課後は私の唯一学校で安心できる時間帯だった。 「失礼します。」 放課後、私は美術部の部長に「先生にちょっと資料もらってきてくれる?」と頼まれたため、職員室にいた。 「あら?なんで豊崎さんが?」 そういうと肩まで伸びた綺麗な髪が印象的な吉川先生は首を傾げた。 実はこの吉川 千江美(よしかわ ちえみ)先生は私たち美術部の先生であり、私のクラスの担任の先生でもあって、若くて綺麗なため男子からも人気が高い。
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