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もっと普通のお兄ちゃんが良かったな…
私は時々そう思います。
私はお兄ちゃんの手にひかれ、学校の屋上に来ています。
「お兄ちゃん!手触らないでよ!恥ずかしいよ?」
「なんだよ?沙希?まさか…照れてるのか?」
「そんなわけないでしょ!」
私はそういうとお兄ちゃんの手を振りほどき、そっぽを向きました。
「素直じゃないな…」
お兄ちゃんはそういうと、屋上にあるベンチに腰をかけてお弁当をひろげます。
「なにがしょうがないのよ…」
私は仕方なく、お兄ちゃんの隣に座りました。
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