第一章 私のお兄ちゃん

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「ふーん…お前…やっぱり照れ屋さんなのな…」 お兄ちゃんはニヤニヤした顔で私を見てきました。 「ち、違うもん!ふんだ!せっかく食べてあげようと思ったのに…」 「嘘だって嘘!一緒に食べようぜ?」 お兄ちゃんと私が弁当を食べている間、色々な声が耳に入ってきます。 「ねぇ?見てみて!颯人先輩と妹ちゃんまた仲良さそうに食べてるよ?」 「ホントだ~!ねぇ?妹ちゃんよく颯人先輩と一緒にいるけど、もしかしてブラコン?」 「ええー!?それだったらひくよね~。でも、それもあるかもよ?だって、あんなにカッコいい颯人先輩がお兄様なんだもんねー!」
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