†セントラル女学園†

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教室のドアの付近に立ち 瞳がドアの取ってを手に取ろうとした。 私はドアをまだ開かないように瞳の腕を掴み 「待って。瞳。何でさっきから無言なの?」と聞いてみた。 瞳は目を逸らせ 「さっきの事もあるし……どうやってあんたに謝ればいぃのか迷ってたからよ」と言った。 それを聞いて私は拍子抜け、クスッと笑った。 「なーんだ、それで」 瞳は顔を膨らませ 「もう笑わないでよ。もう。教室に入るわよ」と言った。 私は「うん」と頷いた。 この時、私は幸福感に満ちていた。神に見離されてても私の事を思ってくれる人がいる。それだけでうれしいと。 いつまでもこのひと時が続けばいいなぁと願った。
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