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2人で自分たちを笑う 「あ、本当に帰らなきゃ。 んじゃまたね。 おじゃましました」 「うん」 しょうたの部屋のドアを開けて、手をふって帰ろうとしたら そのまましょうたが歩いてきた 「あ、送らなくていいよ」 「いや、下まではいく」 「あ、そう? ありがとね~」 いつもさりげなく気を使ってくれるしょうたは、大人になったなと感じる 階段を降りて 玄関で靴を履いていると しょうたのお母さんがでてきた 「あら、菜々子ちゃんもう帰るの?」 「はい! お邪魔しました」 ぺこりと礼をする 「いいのよぉ。今度はご飯食べて帰ってね」 「あはは、はい。ありがとうございます」
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