1章

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「けどあれやな、今回暁の賭け金1万やろ?」 「ん?まあな。」 「落とせるん?」 「落とすんだよ!意地だな、意地!」 3万3万……これを成功させれば3万!! 「目がこえーよ、暁……」 大翔の声にハッと我に返り頭をかく。 「え?そう?」 「怖いな。」 「うっせえよ、竜二。」 ダラダラと4人で歩く。 古典ね……。 先生を落とすためとはいえ、古典嫌いなんだよな俺…… 「暁!!」 「ん?よおヤンキー!」 「バーカ!」 綺麗に巻かれた髪を揺らしながら俺達に近寄ってきたのは、日比野あすか。 あすかは俺の元……元元カノ。多分結構前。 こいつも賭だった。ま、後腐れなく別れたから今ではいい友達。
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