1章

4/7
前へ
/323ページ
次へ
「何?珍しく4人して真面目に授業でるわけ?!」 あすかは今時の女子高生って感じでノリはいいし、クラスでも人気あるしいい奴。 「あすかはでえへんのか?授業」 「んー……ま、みんな出るなら出ようかな。」 「あら、みんな今日授業出てくれるんだ?なら寝ないでよ?」 「あ、先生!」 後ろから声が聞こえ振り向けば俺のターゲット、藤堂みなこ先生の姿。 「一応出てるじゃん、いつも。」 「そう?でも寝てるじゃない。小林くん古典嫌いでしょ?」 「俺朝から急に古典好きになったんですよ、みなこせんせ。」 にっこり笑ってみせる。 多分普通に、授業を真面目に受けない生徒として見られているだろう。でも今日からこの人を口説かなきゃいけないし営業スマイル。
/323ページ

最初のコメントを投稿しよう!

407人が本棚に入れています
本棚に追加