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「痛たた…
木の根かしら?」
そう思ったローズが足元を確認すると、そこにあったのは、人の足でした。
視線をすべらせると、大木に寄りかかって帽子で顔を隠し、くうくうと寝ている騎士がいました。
よほど疲れているのか、そばにローズがいても気がつきません。
騎士の肩を尺取り虫がにょっきにょっきと歩いています。
このままでは、騎士様の眠りの邪魔をしてしまうかもしれない…
そうなると、このこは殺されてしまうかもしれないわ
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