2章

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荻野 「と、言うわけで最初の出番無しキャラは《三谷 レンガ》さんです!!」 三神(みかみ) 「別にクラスメイトの名前を覚えろまで言わないから人の名前を《レンガ》なんて無理矢理間違えないでよ」 荻野 「三神さんは初代ツッコミ担当でしたが、主人公系ツッコミの水無月くんの登場で出番がなくなった初代哀れな子です」 三神 「哀れってなによ。むしろ、あんたらと関わりが減るだけマシよ。マシ」 マオ 「よ、よろしくね。ミタニちゃん?」 三神 「《ミカミ》です。よろしくお願いします」 荻野 「で、どうだい? 水無月くんに自分の存在意義を奪われた気分は?」 三神 「苦労がなくなったから嬉しいわね。水無月には感謝したいわ。けど、水無月は私に《ツッコミ女》なんて不名誉なあだ名付けた張本人だしそれはチャラになったけどね」 荻野 「じゃあ、そんな水無月くんに応援の一言でも」 三神 「応援なんてしないわよ。だっていつ私が駆り出されるか分からない状況にいるのに、外から関係ないような素振りで応援なんてできないわよ。それに水無月には《ツッコミ女》って不快なニックネームを貰ったしね」 荻野 「ツッコミ女さんは水無月くんが嫌いなのかい?」 三神 「別に嫌いじゃないわよ。むしろ同情してやりたいくらい不幸な奴だと哀れんでるわ。《ツッコミ女》っていうあだ名貰ったこと以外わね」 マオ (……すごい根に持ってるんだね) 荻野 「と、言うわけで最初のお相手は《三神 蓮花(みかみ れんか)》こと《ツッコミ女》さんでした!!」 三神 「荻野、逆よ逆」 マオ 「あれ? 私、全然しゃべっ―― 続くかも
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