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まだ少し肌寒さの残る季節、春。
俺は、東綾高校２年になる西園寺 悠（さいおんじ ゆう）
ごく平凡な高校１年の生活を送った俺は、親父の意味の分からない言葉を頭に思い出しながら１年間通い慣れた道を歩いていた。
『昨日の夜、いきなりあんな事言われてもなぁ…』
…
……
『悠、お前明日から新学期だろ？明日の朝から立花さんとこのお嬢さんの使用人になるからよろしくな』
『…んっ！？まて親父！意味がわからない！』
『まぁそのままの意味だ、ボディガードみたいなもんだ』
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