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慶君は
あんなに元気じゃないかっ
俺よりも
楽しそうじゃないかっ
そう思っていると
翌日も
慶君は明るい顔で
楽しそうな声で
僕の病室に入ってきた…
僕は
慶君の真実を知りたかった
「慶君はどこの病気なの??」
自分でも直球過ぎるかなと
思う言葉で慶君に聞いた
…すると笑顔で慶君は応答した
『心臓なんだっっ!!』
輝ききれない程の笑顔で
言ってきたので
僕はなんだか虚しくなった…
笑顔で病気を言う奴は…
…………………コイツだけだ
そう思っていると
慶君は症状を話し始めた
「あのねぇ…
時々、心臓が
苦しくなったりするんだ」
内心
ビックリしていた…
なぜならば
『胃癌』でも
胃が痛くなるようなことは
自分の経験上なかったからで
あった
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