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私は…完治。
彼は…
手を握りながら伝えた。
『何も…言わなくて良いから。自分に置き換えたら理解出来るから…薬はあるけど渡しても仕方無いことなのも分かってる。だから、もう考えるの止めよ…』
『なんかね…今の言葉…終わりってこと?』
『えっ…』
私の方が別れを切り出されたような気がした。
『…望むなら…』
本心とは違う言葉が口を出る。
『俺が…答を出すの?』
『私が答を出すの?』
質問の答になってない。
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