始まりじゃなイカ?

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栄子「犯人まさかの磯崎かよ!?返せ!!今の緊迫した空気返せぇぇえ!!」 吾郎「お,落ち着け栄子」 早苗「テレビの破片が飛び散ったけどケガはない?イカちゃん」 イカ娘「…だ,大丈夫でゲソからどさくさにまぎれて抱くのは止めなイカ?」 タケル「栄子姉ちゃんの本気ギレ初めてみた…」 渚「(栄子さんす,すごいパワー…だからイカの人も大人しくしてるのかな…?)」 栄子がギャーギャー騒ぎ吾郎がそれを抑える中,黒いオーラを出す人が1人。 千鶴「…栄子ちゃん?」 笑顔を絶やさないままの千鶴である。 彼女の声がした瞬間リビングが静寂に包まれた。 千鶴「それ,高かったのよ?」 栄子「も,申し訳ありませんでしたお姉さま。い,いいい一生働いてでも必ずお,お返します」 栄子はブルブル震えながら土下座した。 イカ娘「こ,怖いでゲソ」 何もしてないイカ娘も何故かカタカタ震えていた。 渚「(やっぱり人類の一番の驚異って…)」 千鶴「とりあえず,音声は生きてるみたいだし,ビデオの続きを聞いたらどうかしら?」 栄子「聞き終わった時が私の命日になるんですね,はい」 皆テレビの方に耳を傾ける。
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