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ピンポーン
相沢家に鳴り響くインターホン
千鶴「栄子ちゃん,今手が放せないから出てくれる?」
栄子「はぁい」
栄子は二階にある自分の部屋を出ると階段を下り玄関に向かった。
一階のリビングからイカ娘の断末魔の叫びと千鶴の黒い笑い声が聞こえてきた。
栄子「(手が放せないってこの事か。アイツ何したんだ?)」
ピンポーン
栄子「はぁい,今出まぁす」
ガチャ
「あ,どうも。相沢さんのお宅でしょうか?お届け物でーす」
栄子「あ,ご苦労様です。って大きい荷物だな」
栄子はサインをし人が入れそうなほど大きな荷物を預かるとリビングに向かった。
リビングから響きわたる声を聞き宅配便業者さんが青い顔をしていたが無視して玄関にカギをかけてから。
栄子「姉貴ぃ,なんか荷物が届い…」
イカ娘「ピク…ピク…」
千鶴「あら?何かしらね?」
栄子「あの…荷物より気になるんだけど,この床で死にかけてる軟体動物は何をしたんだ?」
イカ娘「な…なにもしてないでゲソ…ただ…シュークリームを…食べただけでゲソ」
栄子「…乙でーす」
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