ノットビコーズ

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シンは出会う前からあまり仕事をしていなかった。 けど、なぜか常に生活に困らない程度にお金を持っていた。 じゃあ、多分、家に帰って来たくないんだろう。 …私が、邪魔なんだろう。 だから決めた。 それでもまだシンは私にとってただ1人の人で、 でもやっぱり私はシンのたくさんの大好きな人の1人だから。 …今はもう、そうですらないかもしれない。 さよならを決めたのはシンのためだったけど、 私にとっては本当に辛いさよならだったんだ。 夜遅くに帰ってきて、すぐ寝てしまうシン。 その寝顔を見ながら、私は手紙を書いた。
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