19人が本棚に入れています
本棚に追加
シンは出会う前からあまり仕事をしていなかった。
けど、なぜか常に生活に困らない程度にお金を持っていた。
じゃあ、多分、家に帰って来たくないんだろう。
…私が、邪魔なんだろう。
だから決めた。
それでもまだシンは私にとってただ1人の人で、
でもやっぱり私はシンのたくさんの大好きな人の1人だから。
…今はもう、そうですらないかもしれない。
さよならを決めたのはシンのためだったけど、
私にとっては本当に辛いさよならだったんだ。
夜遅くに帰ってきて、すぐ寝てしまうシン。
その寝顔を見ながら、私は手紙を書いた。
最初のコメントを投稿しよう!