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その後、もう朝だったけど、私とシンは抱き合って眠った。
ただ、抱き合うだけ。
それが驚く程幸せだった。
シンは言った。
「ねぇ、愛について話そうよ。ナミが必要な事とか、僕らが必要なこととかを。そう、僕らの愛に関わることを話そう?」
もうナミが不安にならないように。
そう呟いたシンが、微笑んだ気配がした。
「そうだね。夢とかこれからすることとか…。私、サーフィンとかしてみたいなあ。」
「いいよ、一緒にやろう。」
ああ、
私達はきっと、もう、大丈夫。
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