19人が本棚に入れています
本棚に追加
その後の話。
シンの友人は私にもとても優しくて、私には少しずつ友達ができた。
私の世界にはシンだけじゃなく、たくさんの人が増えた。
相変わらず、私の1番はシンだったけど。
シンが泳いでいる間、私は浜辺に座って歌っていた。
「du-waradu-wara~」
するとシンが帰ってきて、少し驚いたように言った。
「ナミの歌声初めて聴いた。」
「変かな?」
「ううん、凄く好きだよ!」
「よかった。じゃあ私は、シンを待ってる間いつも歌を歌うね。」
「僕のために?」
「そう。」
シンは本当に嬉しそうに笑って、ありがとう、と私の頭を撫でる。
最初のコメントを投稿しよう!