9/22 PM9:00 山岡 圭介

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うーーーーーん 僕が考え込んでいる時だった。 「イテっ!! 噛むな噛むな 警察呼ぶぞ!」 声が響き渡った。 見ると もう奴等は僕達の車両に入って来ていたのだ。 マズイ… もう逃げ場がないぞ… 次々と奴等は車両に入ってくる 「え、何!? あの人達どうかしたんですか?」 女の子が不思議そうに聞いてきた 「うーん~ ちょっと変な人達なんじゃない 離れておいた方がいいよ…」 とりあえず誤魔化した。 「うそ…… あの人、血すごい流してますよ… ケガしてるじゃないですか! 大丈夫なんですか!?」 と 彼女が奴等に近づいて行こうとした。 ガシッ!! 僕は手を掴んだ。 「近くな!」 彼女は、えっとしたような表情をした。 「えっー間もなく里山池~里山池です お降りの際は足元にご注意してお降り願います」 その時ちょうど、 車内アナウンスがなり響いた。 「次の駅で降りるぞ!」 「私の駅 まだまだ先なんですが… それより放してください!」 「あぁ…ごめん…」 ちょっとカッコよく決まったと思ったのに…
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