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ドン!
僕は感染者に壁に押し付けられるような形になった。
だがしかし
幸運にもリュックが僕と感染者の間に挟まりなんとか噛まれずにすんだ。
「だ、大丈夫ですか…?」
隣にいた彼女が心配そうに聞いてきた。
「大丈夫な訳ないだろっ!
早く
コイツをどうにかしてくれ!!」
「あの……アナタ警察呼びますよ…
その人から放れてもらっていいですか…」
と
彼女は優しい口調でその感染者に語り駆け出した。
「そんなんで止める訳ないだろ!!」
感染者はリュックに噛みつきながらグイグイと壁に押し付けてきていた。
「なぐ……れ…」
そう言うと
彼女も決心したのか
革でできた制カバンを感染者の頭に叩き始めた!
「ザナギブ…ザナギブ…」
すると感染者は僕から離れた。
「ふう~助かっ…!?」
僕は彼女にお礼を言おうと彼女の方を見ると…
感染者が今にも彼女に襲い掛かろうとしているのだった!
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