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僕はトネさんの自宅に向かう途中あることを思い出した。
「そういやトネさんって
身内の方とここで一緒に住んでましたよね?」
「ああそうだよ、
息子さんとその嫁さんの3人暮らし
昔は息子さん都会に住んでたんだけど
トネさんが90歳になってからというもの
心配だからって
こっちに移り住んできたんだ」
「へぇ~いい息子さんじゃないですか」
そうしばらく会話しているとトネさんの家の前まで来ていた。
古めかしい家だが
至って丈夫そうだ。
ガンガン!
「すいませ~ん
警察の者ですが…
誰か居ませんか~」
反応がない…
「寝てるのかな?」
「普段ならあの人6時には起きるんだけどなぁ」
「すいませ~ん
誰か居ませんか~」
もう1度
声をかけたがやはり誰の返事も返ってこなかった。
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