9/23 AM8:15 前川 進

7/31
前へ
/60ページ
次へ
「誰もいないのかな 何かトネさんから旅行行くとか聞いてませんか?」 「い~やそんな話は聞いてないなぁ」 僕は 試しに横に戸を引っ張ってみた。 ガラガラガラー 「あれ鍵かかってないですよ…」 しかも戸を開けた瞬間妙な匂いが鼻をついた。 なんだ!? この匂い… 「た、田中さんなんですかこの匂い!?」 「わからんがホントにクマかもしれないな…」 そう田中さんが玄関を見ながら言った。 玄関を見てみると 血があちらこちらに飛び散っていた。 「ススムくん その腰に着けてるの飾りじゃないよな…?」 田中さんが遠回しに拳銃を準備しろと要求してきた。 僕は言われるがまま さっと拳銃を取り出した。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加