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トネさんは包丁を奪いとってもなお暴れ続けた。
「ヴァヴァナヤヲ」
トネさんが
訳のわからないことを叫び始めた。
「仕方ありませんね…
一時的に身体拘束します」
僕は手錠を取り出しトネさんの手に手錠をかけた。
このままにしていたら
トネさんがケガでもしそうだったからだ。
「田中さん家に車取りに行ってもらっていいですか?」
「車かい?
ああ取りに行けるけど…
ススムくん1人で大丈夫かい?」
「大丈夫です!」
僕はトネさんを押さえつけるのを田中さんと代わった。
「それじゃあ
取りに行ってくるから…
頑張って!」
田中さんは走って部屋を後にした。
自信ありげに僕は大丈夫と答えたが本当は心底トネさんのことが怖かった。
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