8人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく歩き続けているとトネさんが足を突然止めた。
「あそこが私ん家だよ」
トネさんの指差した方を見ると
そこには古びた大きな家があった。
「大きな家ですね」
「あたりまえだよ!
私のじいさんはね
この町一番の大金持ちだったんだからね!
あそこにある山だって持ってたんだからね」
そう近くにある山をトネさんは示した。
「まあ全部国に持ってかれちゃったけどね…」
そうして話をしていると
トネさんの家の前まで来ていた。
最初のコメントを投稿しよう!