9/23 AM8:15 前川 進

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そんな懐かしい思い出を思いだしながら 僕は目の前のトネさんを押さえ付けていた。 「ンンジンンニ゙ニ゙…」 ずっとトネさんは 小さな声で訳のわからないことを呟いている。 トネさんも認知症になってしまったのか… 「トネさん、 今、田中さんが車 手配してるからね、 すぐに病院に行こうね」 僕はトネさんに優しく 声をかけた。 トネさんに僕の言葉が届いたのか トネさんはゆっくり力を抜き 暴れまわるのを止めた。
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