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そんな懐かしい思い出を思いだしながら
僕は目の前のトネさんを押さえ付けていた。
「ンンジンンニ゙ニ゙…」
ずっとトネさんは
小さな声で訳のわからないことを呟いている。
トネさんも認知症になってしまったのか…
「トネさん、
今、田中さんが車
手配してるからね、
すぐに病院に行こうね」
僕はトネさんに優しく
声をかけた。
トネさんに僕の言葉が届いたのか
トネさんはゆっくり力を抜き
暴れまわるのを止めた。
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