第二章…始まり~裏切り

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第二章…始まり~裏切り

あたし…“りか” 今までのあたし… あたしの人生は暗闇だった 始まりは 中学生の時からだ 小学生から 中学生になると 違う学校からも生徒が来る あたしは あまり人付き合いが 得意なほうではない… でも 中学でスポーツがやりたく すぐに部活に入った ソフトボール部 ずっと野球が好きで 絶対に入ろうと決めていた とある日 ある女子生徒から 声をかけられた 『そういえば同じクラスっ』 話しかけてきたのは 同じクラスの 『とぉこ』だった 『ソフト部入ったんだね』 “とぉこ”は ニコニコしながら あたしに話しかけた 『うん』 人見知りのあたしは 驚いて一言しか 話せなかった 『同じクラスなんだし 仲良くして行こうねぇ~』 あたしは “とぉこ”の一言が すごい嬉しくなり 『友達になって!』 と、ストレートに言った 『うん!ヨロシクねっ』 “とぉこ”との仲は ここから始まった それから “とぉこ”とは 毎日学校で話すようになり どんな時間も一緒に居た 部活時 キツイ毎日が続いてても 励まし合った 『“りか”は ポジションはどこがいいの』 先輩達からポジションを 決めておいてねと 言われていたんだ… あたしは 『ピッチャーがやりたい』 ピッチャー希望だった 『ならあたしキャッチャー!』 “とぉこ”は バッテリーを組もう! と、 目を輝かせながら あたしの手を握り言った あたしは その言葉を胸に 毎日の練習を耐え抜き ピッチャーをものにした もちろん “とぉこ”も頑張り ポジションを勝ち取った そして 先輩達からの許可がでて 練習への参加が許され あたし達は 念願のバッテリーを組み 試合での勝利を胸に 日々部活を頑張っていた 泥まみれになり キツイ練習も 二人なら乗り越えられると 実感もしたし “とぉこ”との毎日は かけがえのない ものになっていた 人見知りのあたしが 初めて人に 自分の思いなどを 話せる様になったのも この頃からだった
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